【薬膳の基本】食欲の秋!おすすめの食材と避けたい食材

薬膳
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ひとつ前の投稿で、秋におすすめの薬膳と過ごし方について、陰陽五行説の視点からご紹介しました。

【陰陽五行説に学ぶ】秋におすすめの薬膳と過ごし方

この投稿では、

✅秋におすすめの食材

と、

✅秋に避けたい食材

を薬膳の視点で、より具体的に考えてみたいと思います🍁

陰陽五行説では、「収」の季節とも言われる秋。

収穫の秋は、冬に向けて自然と食欲が増す季節でもあります。

そんな秋に積極的に食べたいもの、気を付けたほうがいいものを整理してみました。

毎日のおかず選びの参考にしてもらえたら嬉しいです🤗

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薬膳で秋におすすめの食材とは?

五季と五臓六腑・五味・五色の配当図

薬膳のルーツは、万物は陰と陽、木・火・土・金・水の5つの基本要素から成り立っている、と考える古代中国の自然哲学である陰陽五行説です。

この五行説にもとづく五行属性図を見ると、

✅秋と同じ属性の色は「白」

✅秋と同じ属性の味は「辛味」

となっています。

つまり、

✅薬膳で秋に適した食材は「白」と「辛味」

ということが分かります。

春に芽吹き、夏に成長し、収穫を迎える「秋」に適した「白」と「辛味」に分類される食材には、どのようなものがあるのでしょうか。

(☞関連記事:【薬膳の基本】五色(ごしき)を食べる

(☞関連記事:【薬膳の基本】五味は五臓六腑に働きかける

五色が「白」の代表的な食材例

五色(ごしき)とは、五行説にもとづき色を緑🟢・赤🔴・黄🟡・白⚪・黒⚫の5つに分類したものです。

このうち、「白」に分類される食材には、以下のようなものがあります。

※( )内は五性

  • 山芋(平)
  • 里芋(平)
  • エノキ茸(平)
  • 白キクラゲ(平)
  • 白ごま(平)
  • 梨(涼)
  • 大根(涼)
  • れんこん(寒)
  • 豆腐(寒)

秋の薬膳では、乾燥しがちな季節に「肺」を潤すことが大切です。

山芋や里芋、れんこんなど白くて粘り気のある食材は特におすすめ。空咳や喉の不調がある方、便秘がちな方に効果的な食材です。

大根やれんこん、豆腐の生食は身体を冷やしますので、残暑が厳しい日のちょい足しおかずにおすすめ。

普段の食事では、煮る・茹でる、温性の食材と一緒に食べるなどの工夫をするといいでしょう。

五味が「辛味」の代表的な食材例

五味(ごみ)とは、五行説にもとづき味覚を酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味の5つに分類したものです。

このうち、「辛味」に分類される食材には、以下のようなものがあります。

※( )内は五性

  • 里芋(平)
  • 生姜(温)
  • ミョウガ(温)
  • シソ(温)
  • ネギ(温)
  • 玉ねぎ(温)
  • にんにく(生:熱・加熱:温)
  • 唐辛子(熱)

個人的には、大好物の薬味祭りです✨

薬味を使った料理は、秋の食卓の主役に断然おすすめ!!

シソやミョウガなど、夏の香味野菜は胃腸疲れや食欲不振にも効果的です。

ワタシは幼少期から、シソやミョウガなどの香味野菜が大好きで。

これらの辛味食材に共通しているのは「温性」だということ。

もともと食が細く、風邪をひきがちな冷え体質のワタシには、身体が必要としている食材なのかもしれません。

一方で辛味の食材には発汗や巡りを促す作用があります。摂りすぎは乾燥を助長するため、注意が必要です。

見つけたら買い!旬の里芋を食べよう

地域や品種にもよりますが、里芋の旬は秋から冬にかけて(主に10月から12月頃まで)が一般的です。

特に9月中旬頃から市場に出回り始め、10月に収穫される採れたての里芋が一番美味しいと言われています。

実は里芋は、芋類の中では唯一「辛味」に属する食材なんです。

芋類のほとんどは、「甘味」に属する脾・胃をいたわる食材ですが、「辛味」に属する里芋は身体を潤し、滞ったもの(湿痰)を排出する「白い」食材でもあります。

新鮮な里芋がお手頃な価格で並んでいたら、旬を迎えた証拠です。

見つけたら即買い!煮物やスープにしていただきましょう🤗

薬膳で秋に避けたい食材とは?

五季と五臓六腑・五味・五色の配当図

いま一度、こちらの五行属性図を見てみましょう。

✅秋は五行(木・火・土・金・水)のうち「金」と同じ属性の季節です。

✅陰陽五行説における「金」の性質は、硬さ、鋭さ、そして輝きであり、自然界の大きな岩や鉱石、宝石に例えられます。

金には高温で融解し、低温になると固まる、収斂(しゅうれん)作用があるように、気温が下がり空気が乾燥する秋には、「冷えて固まる」性質に注意が必要です。

【秋に避けたい】代表的な食材例

  • アイスコーヒー
  • 冷たい緑茶
  • キンキンに冷えたビール
  • 小麦グルテンを多く含む食材
  • 砂糖や油分を多く含むお菓子や揚げ物

秋に避けたい食材は、主に「苦味」と身体の「乾燥」を助長する食材です。

キンキンに冷えた飲料は、薬膳の世界では百害あって一利なしとも言われるほどですが、秋は特に注意が必要です。

中でも、コーヒーや緑茶、ビールなどは、五味の「苦味」に分類されます。

「苦味」は、肺・大腸と相克関係にありますので、冷たい苦味の飲料はなるべく避けましょう。

またグルテンを多く含む小麦食材は、身体の乾燥を助長します。

そこに砂糖たっぷりのお菓子、油分の摂りすぎが加わると、身体の巡りが一層悪くなります😱

紅葉を愛でながらカフェテラスで珈琲とスイーツ・・

オクトバーフェスで飲むクラフトビール・・・

大好きなんですけどね🥹

ホットチャイや米粉を使った自然な甘さのスイーツなどがおすすめです♡

実はクラフトビールも「キンキンに冷やす=美味しい」とは限らないのだとか 🍺

クラフトビールの魅力は、香りや味わいの豊かさにあります。冷やしすぎるとその繊細な風味が閉じてしまい、せっかくの個性が感じにくくなってしまうんです。

適温に調整したクラフトビールと、温性のおつまみをペアリングして楽しむ、なんていうのもいいですね🤭

【残暑対策に効果的】身体を冷やす食材の食べ方

秋は肺を潤す白い食材や辛味を食べたい季節ですが、近年は残暑が厳しく、暑さ対策もなかなか終わりが見えません🫠

身体の熱を冷ます食材は暑さ対策に有効ですが、「冷やす!」「冷ます!」の連続では気温が下がった頃に、風邪をひいたり秋バテになります💔

身体の熱を冷ましつつ肺の潤いを補う食材、すなわち「清熱潤肺(せいねつじゅんはい)」の食材を、調理方法もひと工夫して食べるのがおすすめです。

具体的には、トマト・ズッキーニ・冬瓜などの水分をたっぷり含み、加熱をしても美味しい食材です。

「清熱潤肺」の食材には、喉や肌の乾燥を防ぐ効果もあります。

潤いたっぷりの煮込み料理、ラタトゥイユなんていかがでしょうか🍅✨

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【応用編】薬膳でおすすめの食べ方~二味・三味の原則~

薬膳では、ひとつの味覚に頼らず、2~3の味覚を補うと、食のバランスが整うと考えられています。

✅二味・三味の原則

です。

秋におすすめの二味・三味は酸味甘味です。

✅酸味:収斂作用による潤いを守る効果

✅甘味:夏の五味であり、肺と相生関係にある。補脾効果があり、潤いを生み出す。

このふたつの味覚を加えることを、「酸甘化陰(さんかんかいん)」と言います。

「酸甘化陰(さんかんかいん)」には陰液(体の潤い)を補い、乾燥や熱から体を守るという意味があり、厳しい残暑や乾燥対策にぴったりの養生法です。

たとえば、梅干し+キュウリ、シソの和え物。

梅干しの「酸」にキュウリの「甘」に、秋の五味「辛」を加えた三味の一品です。

白い食材の山芋を千切りにして和えたサラダもいいですね!

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【あると便利!】薬膳の食材帳

このブログでは過去の投稿でも季節に寄り添った養生法や食材をご紹介してきました。

薬膳ビギナーにとっては、「五性」や「五味」を見分けるのに欠かせないのが薬膳の食材帳です。

今はチャットGPTなどで瞬時にアドバイスしてくれますが、イラストや写真付きの冊子は、薬膳愛を高めてくれるんですよね。

キッチンでも、スーパーのお買い物でも、手帳を手に取りながらの食事でも、1冊あるとかなり重宝します📒

辞書のようなものなので、薬膳ビギナーさんはまず、お気に入りの1冊を見つけるところから始めてみるといいと思います♪

ワタシが愛用しているのは、こちらの1冊です。

五味・五性だけでなく、食材の効能や料理例などが、見やすいカラーページにまとまっています。

よく使う食材などは、何度も繰り返し読み返すことで、効能が頭に叩き込まれます。

受験勉強みたいですね(笑)

手持ちサイズのハンディ版も出版されています。

こちらは、東洋医学の臨床・研究・教育に力をいれている東邦大学監修の食材帳です。

薬膳の基礎となる考え方や、体質の見分け方、漢方の選び方についても書かれています。

掲載された食材数は薬日本堂の食材帳182種類より多い219種類。

最後にご紹介するのが、日本における中医薬膳学の第一人者のひとりとして広く知られる辰巳洋先生監修の薬膳素材辞典です。

いつかはワタシも通ってみたい、本草薬膳学院の創設者であられる御方です。

他の食材帳に比べて高価ではありますが、掲載された食材数は440品目と群を抜いています!

本書は単なる食材辞典ではなく、中医学の視点から食材を読み解くための専門書です。辰巳さんの長年の臨床経験と教育実績が凝縮されており、薬膳の世界をより深く探求したい方には非常に価値ある一冊だと思います✨

【まとめ】薬膳は自然からの贈り物

ここまで、秋におすすめの「白」と「辛味」の食材と、避けたい食材について、おすすめの調理方法や食材帳と併せてご紹介しました。

また本投稿で、陰陽五行説から考える、五季の薬膳の基礎シリーズは完結です🤗

季節の変化に寄り添うように、旬の食材は私たちの身体を自然に整えてくれます。

春には芽吹きの力を、夏には熱を冷ます涼を、秋には潤いを、冬には温もりを。

旬の食材が持つ性質は、まるで自然からの贈り物。

ワタシは難しい理論よりも、季節の移ろいを感じ、食に摂り入れることこそが、薬膳の本質だと思っています。

誰もが自分の体調や暮らしに合わせて、いつでも無理なく始めることができます。

日々の食卓が、自然からの贈り物で笑顔になる。

あなたやあなたの周りの大切な人にとって、そんなほっこりとした幸せが続きますように🍀

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