【陰陽五行説に学ぶ】春におすすめの薬膳と過ごし方

薬膳
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2025年は2月3日に立春を迎えました。

自然界は長く寒い冬を超え、暖かい春を迎えます。

ワタシ達ヒトの身体も、暖かい春に向かって少しずつ変化していきます。

この投稿では、薬膳や東洋医学のルーツである陰陽五行説をもとに

✅春ってどんな季節?

✅春におすすめの薬膳

✅春の過ごし方

について考えていきます🌸

古代から伝わる陰陽五行説には、春を生き生きと過ごすためのヒントが沢山ありました。

まだまだ寒い日が続きますが、冬から春に向かって起こる身体の変化を知り、「春支度」をはじめていきましょう🤗

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【五季(ごき)を知る】春はいつからいつまで?

二十四節気を表す太極図

古代中国の自然哲学である陰陽五行説では、万物は陰と陽、木・火・土・金・水の5つの基本要素から成り立っている、と考えます。

東洋医学や薬膳のルーツでもある陰陽五行説。

このうち、五行説では季節を春・夏・長夏(梅雨)・秋・冬の5つ、すなわち五季に分類し、

春は立春2月3日頃~立夏前5月4日頃までを指します。

※立春・立夏は、太陽の周りを1周する軌道をもとにした「二十四節気」により定められており、その年によって日付が前後します。

春といえば桜やお花見をイメージする方も多いと思いますが、陰陽五行説でも草木が芽吹き、冬の間じっとしていた生命が活動を始める季節とされています。

(☞関連記事:【薬膳の基本】五季(ごき)を知る。~健やかな365日のために~

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【陰陽論から考える】春ってどんな季節?

二十四節気を表す太極図

陰陽五行説の陰陽論では、万物は陰と陽から成り立っていると考えますので、季節にも陰と陽があります。

二十四節気を表す太極図を見ると、季節も陰から陽へ、陽から陰へと移り変わることが分かります。

立春から立秋にかけては陽が盛んな季節、立秋から立春にかけては陰が盛んな季節です。

このうち、

立春から立夏にかけての春は、陰から陽へと移り変わる陰消陽長(いんしょうようちょう)の季節です。

太陽と月

暑さと寒さ

✽明るさと暗さ

これらはすべて陽と陰の太極です☯

陰と陽は「対立」「互根」「消長」「転化」の4つの作用でバランスを保っている、どちらか片方では成立しない性質のものです。

✽静から動へ・・・

例えるなら、春はそんな季節でしょうか。

陰消陽長の春は、これまで培ってきたものが内面から外界へ放たれる季節と言われています🌱

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【五行説から考える】春ってどんな季節?

五季と五臓六腑・五味・五色の配当図

こちらの五行属性図を見ると、五行説における春がどんな季節か?を知ることができます。

春は、五行(木・火・土・金・水)のうち「木」と同じ属性です。

春と同じ「木」に属する五臓は、「肝」です。

「肝」は、東洋医学ではヒトの身体をつかさどる「気・血・水(き・けつ・すい)」のうち「血」の要となる臓器です。

「血」には血を蓄え、全身に栄養を送り、ホルモンバランスを整える役割があります。

ホルモンバランスは思考や感情のコントロールなど、ヒトの身体だけでなく精神にも影響します。

女性の場合、月経前にイライラしたり情緒不安定になる、という経験がある方も多いのではないでしょうか。

これはホルモンバランス、つまりは「肝」の乱れと関係しているのです。

春は肝」がもっとも影響を受ける季節です。

五行説は、心身ともに春を生き生きと過ごすためには「肝の養生が肝心だよ!」と教えてくれています。

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春におすすめの薬膳


五季と五臓六腑・五味・五色の配当図

春と同じ属性は「酸味」と「緑」

引き続き、五行属性図を見ていきます。

春と同じ「木」に属する五味は、「酸味」です。

春と同じ「木」に属する五色は、「緑」です。

五味は五臓に影響しますので、

春にもっとも影響を受ける五臓「肝」の養生に摂りたい味覚は「酸味」

五色は「気・血・水」のうち主に「気」に働きかけますので、

春の気を補うために摂りたい食材は「緑」

ということになります。

きなこ
きなこ

緑のお野菜がいいんだニャ!お酢も身体にいいのニャ~♪

すもも
すもも

さすが、きなこちゃん!春は青物野菜が沢山あるけど、小松菜やほうれん草は特に肝の働きを助けてくれるからおススメだよ。

すもも
すもも

酸味の摂りすぎはかえって肝に悪影響だから、バランスを大切にね

春野菜とグレープフルーツのサラダ

柑橘類は酸味食材の代表格。

青物野菜を一緒にいただくと、「酸味」と「緑」がタッグを組んで、肝の働きを助けてくれます。

また柑橘類のアロマ効果は、気分をリフレッシュしたり、前向きにしてくれるので、肝の乱れで情緒が不安定な時におすすめです。

春は苦味を盛れ

酸味は肝の過剰な働きを整える効果がありますが、摂りすぎには注意が必要です。

肝と相生関係にある心を補う「苦味」には、身体の中に溜まった熱や余分なものを排出する効果があります。

酸味と一緒に苦味を補う、「二味の法則」がおすすめですよ。

「春は苦味を盛れ」というのは、古くから日本に伝わる食養生の考え方ですが、身体に溜まった余分なものを排出することは、薬膳でも理にかなった養生法と言えます。

ふきのとうやタラの芽など、春の訪れを感じる山菜は、薬膳的にも嬉しい苦味食材なんですね。

(☞関連記事:【薬膳の基本】五味は五臓六腑に働きかける

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【まとめ・陰陽五行説に学ぶ】春の過ごし方

陰陽五行説をルーツとする東洋医学では、春は「生」の季節と言われています。

「生」とは誕生を意味します。

草木が芽吹き、花が咲き、自然界に命が誕生する季節。

春は、ワタシ達の身体も自然の摂理で、これまで培ったエネルギーや、溜め込んでいた余分なものが内面から外界へ放たれる季節なんです。

春という自然の摂理を、ワタシ達はどのように受け入れ、過ごすとよいのでしょうか。

ここまでご紹介してきた陰陽五行説をもとに、「生」の季節・春の過ごし方について考えてみました。

積極的に取り入れたい!春の過ごし方

  • 肝を整える酸味・緑の食材を食べる
  • 柚子やレモンなど、アロマ効果のある柑橘類は特におすすめ
  • 毒出しの苦味食材を食べる
  • 冷え対策をして春の風(風邪)から身を守る
  • 適度な運動をする
  • リラックスする時間を持つ(深呼吸やヨガ・ウォーキングがおすすめ)

春一番という言葉もありますが、春は風が強く吹く季節です。

風にさらされた身体は冷えます。

春の様々な不調を、東洋医学では風邪(ふうじゃ)と言います。

暖かくなると油断しがちですが、風邪(ふうじゃ)から身を守るために、冷え対策は怠らないようにしましょう。

身体を適度に動かし、温めると効果的です。

また、肝の乱れは情緒不安定を招きますので、意識的にリラックスする時間を持ち、精神の安定に努めましょう。

気をつけたい!春の過ごし方

  • 酸味の食材を食べすぎない
  • 辛味の摂りすぎに注意する(辛の臓器、肺・大腸の負担は、相克関係にある肝・胆に影響する)
  • 生ものや冷たい飲み物は控えめに
  • 油物は控えめに(毒出しの妨げになる)
  • 激しい運動や仕事の追い込みなど、過度なエネルギー消費を控える(肝の負担増)
  • 大切な決断を急がない

暖かくなると冷たい物が美味しく感じますが、これは上半身のほてりが原因のことが多いです。

まだ寒さの残る春に冷たい物を摂りすぎると、下半身や末端は冷える一方なのでご注意ください。

感情が高ぶりやすい春は、大切な決断を急ぐと、後々後悔することも。。

いいも悪いも放たれる、春は巡りと剪定の季節

陰陽五行説における春の過ごし方は、「肝」を整え、心身ともに生き生きと過ごすことが目標です。

春の影響で肝が乱れると、怒りが爆発したり、涙が止まらないなど、精神面にも影響を与えます。

くしゃみや鼻水・咳が止まらないなどのアレルギー症状も、東洋医学では「生」の季節・春特有の身体の反応と捉えます。

酸味には、この過剰な「生」の反応を整えてくれる、剪定の効果があると言われています。

一方で、肝が滞り、春の自然摂理である「生」の反応がないのも問題です。

そんな時には、苦味の排出効果を頼りましょう。

ネガティブな感情や身体の老廃物を毒として溜め込まないように、巡りをよくして、排出できれば理想的👌

前向きな気持ちや活力は、身体からの嬉しい春の報せ。

爆発的な怒りや無性に悲しくなるのは、自然の摂理。

そんな風に受け入れて、剪定したり巡らせながら、身体と上手に付き合っていけたらいいですね😌

(☞関連記事:【陰陽五行説を知る】心がふわりと和らいだ話

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