【陰陽五行説に学ぶ】冬におすすめの薬膳と過ごし方

薬膳
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ひとつ前の投稿で陰陽五行説にもとづく五季(ごき)と薬膳の関係についてご紹介しました。

【薬膳の基本】五季(ごき)を知る。~健やかな365日のために~

この投稿では、陰陽五行説をもとに

✅冬ってどんな季節?

✅冬におすすめの薬膳

✅冬の過ごし方

について考えてみたいと思います❄️

古代から伝わる陰陽五行説には、冬を元気に乗り切るためのヒントが沢山ありました。

忘年会にクリスマス、お正月となにかと忙しい季節、先人たちの知恵と工夫をちょっぴり日常に取り入れてみてはいかがでしょうか🤗

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【五季(ごき)を知る】「冬」はいつからいつまで?

二十四節気を表す太極図

万物は陰と陽、木・火・土・金・水の5つの基本要素から成り立っている、と考える古代中国の自然哲学である陰陽五行説。

中医学や薬膳のルーツである陰陽五行説では、

季節を春・夏・長夏(梅雨)・秋・冬の5つ、すなわち五季に分類します。

このうち、

冬は立冬11月7日頃~立春前2月3日頃までを指します。

※立冬・立春は、太陽の周りを1周する軌道をもとにした「二十四節気」により定められており、その年によって日付が前後します。

冬の間には、冬至や大寒といった日本でも聞きなれた時節もあり、1年でもっとも寒い季節です。

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【陰陽論から考える】冬ってどんな季節?

二十四節気を表す太極図

二十四節気を表す太極図では、季節も陰から陽へ、陽から陰へ移り変わることが示されています。

立春から立秋にかけては陽が盛んな季節、立秋から立春にかけては陰が盛んな季節です。

このうち、

立冬から立春にかけての冬は、冬至を中心に1年でもっとも陰の気が盛んになる季節です。

太陽と月

暑さと寒さ

✽明るさと暗さ

✽上と下・・・

これらはすべて陽と陰の太極です☯

一見すると陽よりも陰のほうが劣っているように思われがちですが、

陰と陽はどちらかが優れている、という性質のものではありません。

陰と陽は「対立」「互根」「消長」「転化」の4つの作用でバランスを保っている、どちらか片方では成立しない性質のものです。

五季のうち、陰の気がもっとも盛んな冬は内面に向けてエネルギーを養う季節です。

例えるなら雪の下で植物がじっと芽吹きの準備をするように、ワタシ達の身体も陽に転化するための内面の充実を意識して過ごすとよいと言われています🌱

【五行説から考える】冬ってどんな季節?

五季と五臓六腑・五味・五色の配当図

こちらの五行属性図を見ると、五行説における「冬」がどんな季節か?を知ることができます。

冬は、五行(木・火・土・金・水)のうち「水」と同じ属性です。

冬と同じ「水」に属する五臓六腑は、「腎・膀胱」です。

西洋医学では「腎臓」は利尿とホルモンの働きをつかさどる臓器と考えますが、東洋医学での「腎」は成長や発育をつかさどる、生命の源となる臓器と言われています。

五臓六腑の主な働き

なんと、大切な臓器なんでしょう!!

「腎精」すなわち「人生」を左右する、要となる臓器です。

その腎がもっとも影響を受ける季節が冬なのです。

このように考えると、冬の過ごし方が生涯の健康を大きく左右するといっても過言ではない、大切な季節だとお分かりいただけるのではないでしょうか。

冬は1年でもっとも寒い季節、寒さにもっとも影響を受ける臓器が「腎」です。

自分は寒がりだ、冷え性だ、と感じる人は、冬は特に万全な冷え対策をしていきましょう🧤🧣🧦

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冬におすすめの薬膳


五季と五臓六腑・五味・五色の配当図

引き続き、こちらの五行属性図を見ていきます。

冬と同じ「水」に属する五味は、「鹹味」です。

冬と同じ「水」に属する五色は、「黒」です。

五味は五臓六腑に影響しますので、

冬にもっとも影響を受ける五臓六腑「腎・膀胱」を守るために摂りたい味覚は「鹹味」

また、五色は「気・血・水」のうち主に「気」に働きかけますので、

冬に気を補うためには摂りたい食材は黒

ということになります。

わらび
わらび

にゃるほど!黒くてしょっぱいものを食べるのがいいのか~。って、どんなご飯かにゃ。。

すもも
すもも

わらびちゃん💦昔の人は塩は貴重な栄養源だったけど、今は普段の食事で充分足りているから、しょっぱいものの食べ過ぎには注意だよ!

すもも
すもも

塩分は控えめに、鹹味に分類される食材と黒い食材を意識して摂るといいね!

アジやカキ・エビなどの魚介類や昆布・海苔などの黒い食材はどうかな?

わらび
わらび

ボクの大好きなおさかにゃ~♡お野菜もたっぷりの海鮮鍋にしてもらえたら最高だにゃん♪(猫舌)

冬の代名詞とも言える鍋料理。

お野菜たっぷりで身体も温まる鍋料理は、薬膳から見ても理にかなった養生食と言えますね✨

腎・膀胱と相生関係にある肝・胆を補う酸味の食材や、肺・大腸を補う辛味の食材をプラスして、「鹹+酸+辛」の三味を補うのもおススメです。

鍋料理にも合う柚子やすだちは酸味を、春菊は辛味をプラスしてくれる、スーパーでも簡単に手に入る食材ですね😌

肝の働きを助けるターメリック・うこん(苦)も、お酒を飲む機会が増える冬におすすめのスパイスですよ🤭

鹹味と黒が冬にいいからといって、食事が偏らないように心がけましょう🙅

(☞関連記事:【薬膳の基本】五味は五臓六腑に働きかける

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【まとめ・陰陽五行説に学ぶ】冬の過ごし方

陰陽五行思想をルーツとする東洋医学では、冬は「蔵」の季節と言われています。

「蔵」とは蓄えることを意味します。

冬は内面に向けてエネルギーを養う季節。

生命の源となる「腎」を養い、穏やかに過ごしましょう。

というのが、古くから伝わる陰陽五行説の教えです。

ここまでご紹介してきた陰陽五行説をもとに、忙しい現代の冬の過ごし方について考えてみました。

積極的に取り入れたい!冬の過ごし方

  • 「腎・膀胱」を補う「鹹味」と「黒」の食材を積極的に食べる
  • 身体を冷えから守る温性の食材を食べる
  • 冷え対策をして冬の寒さ(寒邪)から身を守る
  • 日光浴をして陽のパワーを授かる
  • 適度な運動をする

気をつけたい!冬の過ごし方

  • 生ものや冷たい飲み物は避ける
  • 甘味の摂りすぎに注意する(甘の臓器、脾・胃の負担は、相克関係にある腎・膀胱に影響する)
  • 寒いからといって、一日中だらだらと部屋の中で寝過ごさない
  • 激しい運動や仕事の追い込みなど、過度なエネルギー消費を控える
  • 夜更かしをせず、充分な睡眠時間を確保する

冬は伸びやかな春を待つ準備期間

寒い冬は、

鹹味と黒を補う食材を摂ること。

陰陽の陰がもっとも極まる季節なので、意識して陽のエネルギーを授かること。

特にこのふたつを意識して過ごしたい季節です。

「水」は冷蔵庫に入れておくと冷たくなります💧

ワタシたちの五臓の「水」すなわち「腎」も、寒いからと言ってじっとしていると冷えてしまいます。

適度に身体を動かして温めてあげましょう。

半面、激しい運動や追い込んだ仕事は陽の気をたくさん使います。

ただでさえ冬は陰の極まる季節ですので、陽の気を過度に使う行いには気をつけたいところです。

✅陰極まれば陽となる

冬至には1年でもっとも陰が極まりますが、大寒を過ぎる頃には、寒さの中にも陽すなわち春の兆しが訪れます。

冬は人の気持ちも陰に傾き、鬱々としがちになるのだとか。

そんな時は、冬とは季節なのだと粛々とやり過ごし、

やがてくる春に向けて、内なるエネルギーを養っていきましょう🌱

(☞関連記事:【陰陽五行説を知る】心がふわりと和らいだ話

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