【陰陽五行説を知る】心がふわりと和らいだ話

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この白黒の半円が絡み合うような、円形のマークをご存知でしょうか?

ワタシはこのマークを目にしたことはありましたが、一体何を意味するのか知りませんでした。

このマークは太極図(たいきょくず)といって、薬膳と深く関わりのある陰陽五行説のうち陰陽論という思想を現した図形です。ワタシは薬膳を学ぶ中で初めてその意味を知りました。

ここでは陰陽五行説という思想に触れて、心がふわりと和らいだ話をしたいと思います🥰

陰陽五行説とは?

陰陽五行説ってどんなもの

Wikipediaには以下のように記載されています。

陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう)は、中国の春秋戦国時代ごろに発生した陰陽説と五行説、それぞれ無関係に生まれた考え方が後に結合した思想。陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)、陰陽五行論(いんようごぎょうろん)ともいう。陰陽思想と五行思想との組み合わせによって、より複雑な事象の説明がなされるようになった。 陰陽道などにおいては、占術などに用いられる事もあった。

「陰陽五行思想」Wikipediaフリー百科事典日本語版 2024年4月20日 (土) 14:18

陰陽五行思想と記載されていますが、ワタシが薬膳検定で学んだ陰陽五行説と同義語です。

陰陽五行説とは、古代中国の紀元前3000年頃の陰陽論と、紀元前2000年頃の五行説に由来し、この2つの哲学を紀元前300年頃の鄒衍(すうえん)という思想家がまとめたものを言います。この陰陽五行説は医学や天文学、易学など様々な分野で後世に大きな影響を与えることとなります。

古代中国といえば中医学の発祥地であり、また薬膳は中医学から生まれた食事療法の考え方です。

東洋医学における病気の治療法や薬膳による食事療法は、この陰陽五行説と深い関わりがあるのです。

陰陽論とは

森羅万象は全て「陰」と「陽」で成り立っている

陰陽論について、Wikipediaには以下のように記載されています。

陰陽とは、古代中国の思想に端を発し、森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から(よう)と(いん)の二つのカテゴリに分類する思想及び哲学。陽と陰とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる。

「陰陽」Wikipediaフリー百科事典日本語版 2024年4月20日(土)14:20

森羅万象、宇宙のありとあらゆる物は陰と陽で成り立っている。

これは自然界で暮らすワタシたち人間にも当てはまるものであり、陰と陽のバランスが乱れる事で体調を崩すと言われています。

「陽気な人」とか「陰気な人」という言葉を聞いたことがありますが、これは陰陽論に由来する言葉なのかもしれません。

陰陽論では、陰と陽が「対立」「互根」「消長」「転化」の4つの作用でバランスを保っていると考られています。

陰陽の対立

森羅万象、宇宙のありとあらゆる物は、陰と陽の互いに対立する二面性がある、という考え方です。

例えば、天と地、水と火、静と動、昼と夜、などです。

昼と夜、ですと昼が陽・夜が陰、に対応しています。

人の呼吸も吐く息が陽、吸う息が陰、とされています。

陰陽の互根(ごこん)

互根(ごこん)とは、お互いに依存する関係という意味です。

陰と陽は対立する関係ですが、陰がなければ陽はなく、陽がなければ陰はない、という考え方です。

例えば、昼と夜は対立する関係ですが、お互いに依存する関係でもあります。朝陽は昇りやがて暮れ、月が昇り闇夜を照らす夜となる。

どちらか片方のみが存在し続ける、ということはないのです。

陰陽の消長(しょうちょう)

消長(しょうちょう)とは、お互いに絶えず変化し続けている、という意味です。

陽の気が盛んになると陰の気は衰え、陰の気が盛んになると陽の気が衰えていきます。

例えば、一年のうち春から夏にかけて陽の気が盛んになり、秋から冬にかけては陽の気が衰え陰の気が盛んになります。

夏至は陽の気が最も極まる日であり、その日を境に徐々に消長していきます。

冬至は陰の気が最も極まる日で、この日を境に徐々に消長していきます。

森羅万象、この世の全てのものは絶えず変化を繰り返しているのです。

陰陽の転化(てんか)

消長が陰陽の量の変化を表すのに対して、転化は質の変化を表しています。

陰は陽に転化し、陽は陰に転化することがあります。

「陰極まれば陽となり、陽、極まれば陰となる」という言葉がありますが、例えば冷えや寒さでバランスを崩した体が高熱を出す、といった症状はまさに陰から陽への転化現象なのだそうです。

陰陽論まとめ

陰陽論とは、森羅万象、宇宙のありとあらゆる物は陰と陽の2つで成り立っていると解釈した思想。

陰陽論の、基本的な考えは「対立」「互根」「消長」「転化」の4つ。

陰と陽はどちらかがいい、悪いというものではなく、切っても切り離せない関係性のものです。

どちらかに偏り続けることなく、絶えず変化を遂げつつ、バランスの取れた状態がもっともよい、とされています。

五行説とは

万物は「5つの基本要素」から成り立っている

五行説について、Wikipediaには以下のように記載されています。

五行思想(ごぎょうしそう)または五行説(ごぎょうせつ)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想。万物は火・水・木・金・土(七曜の命令)の5種類の元素からなるという説である。

また、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在する。

西洋の四大元素説(四元素説)と比較される思想である。

「五行思想」Wikipediaフリー百科事典日本語版 2024年4月20日(土)15:00

ワタシが薬膳について初めて学んだ「薬膳検定/アーユルヴェーダ・スパイス検定」では、この5種類の元素を木・火・土・金・水(もっかどこんすい)と言い表していました。

五行説では、この5種類の元素は「相生(そうせい)」関係と、「相克(そうこく)」関係にあるとされています。

「相生(そうせい)」とは、お互いを生み助ける、という意味です。あるものがあるものを生み出すため、母子関係とも言われます。

「相克(そうこく)」とは、相対するものがどちらかを抑制する、という意味です。あるものがあるものを克した(勝つ)状態とされます。

中医学ではワタシたち人間の体も木・火・土・金・水(もっかどこんすい)に分類しており、臓器や味覚、感情など様々な切り口で解説しています。

木・火・土・金・水(もっかどこんすい)のうち、木とは樹木です。

木は伸びやかに成長するために、土から栄養を吸収します。また樹木は水の恵みで成長します。

このため、木は水と相生関係にあり、木が土を克した相克関係にあるとされています。

木・火・土・金・水(もっかどこんすい)のうち、火とはまさに炎のことです。

木はこすり合わせた摩擦で、火を生じます。また火はその熱で金属を溶かす力を持ち合わせています。

このため、火は木と相生関係にあり、火が金を克した相克関係にあるとされています。

木・火・土・金・水(もっかどこんすい)のうち、土とは土壌のことです。

土壌は植物や動物など万物を生み出す基盤となります。また万物は土に帰ります。

炎が燃え尽きた灰は、土に帰ります。また土には水の流れをせき止めたり吸収する力があります。

このため、土は火と相生関係にあり、土が水を克した相克関係にあるとされています。

木・火・土・金・水(もっかどこんすい)のうち、金とは金属のことです。

金属、すなわち鉱物は土から採掘されます。また金属は木を剪定することができます。

このため、金は土と相生関係にあり、金が木を克した相克関係にあるとされています。

木・火・土・金・水(もっかどこんすい)のうち、水とはまさに水そのものです。

万物の命に欠かすことのできない大切なものです。

水は鉱物の宿る場所に湧き、多く存在しています。また水は火を消すことができます。

このため、水は金と相生関係にあり、水が火を克した相克関係にあるとされています。

五行説まとめ

五行説とは、万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなり、また5種類の元素は「相生(そうせい)」関係と、「相克(そうこく)」関係にあるとされる思想。

相生関係はお互いを生み助ける、母子関係とも言われる関係のこと。

木は火を生じる

火は土を生じる

土は金を生じる

金は水を生じる

水は木を生じる

「相克(そうこく)」とは、相対するものが抑制する、あるものがあるものをを克した(勝つ)状態のこと。

木は土を克する

火は金を克する

土は水を克する

金は木を克する

水は火を克する

「五行図」と言われる五行説を図化したものが、この関係性を分かりやすく表しています。

陰陽五行説で心がふわりと和らいだ話

自然界のあらゆるものは陰と陽・木火土金水(もっかどこんすい)

薬膳を学ぶ中で初めて触れた陰陽五行説という思想。

自然界や人・物すべて、これまで関わってきたワタシを取り巻く環境をそんな風に捉えたことがありませんでした。はじめは、何を言っているのかよく分からない、というのが正直な感想でした。

ですが薬膳について学ぶ中で、陰陽五行説と薬膳の関わりの深さを感じ、ワタシ自身やワタシを取り巻く環境を陰陽五行説に置き換えて、思いを馳せるようになりました😌

この世界に変わらないものはない

陰から陽へ、陽から陰へ、絶えず変化し続け、

陰、極まれば陽となり、陽、極まれば陰となる

陰の中にも陽がある、陽の中にも陰がある

太極図(たいきょくず)は、この陰と陽の思想を現した図形なのです。

✽太陽が沈んで月が昇る、夜の闇はやがて朝日に照らされる。

✽月は欠けて、やがてまた満ちる。

✽凍てつくような寒い冬は、やがて暖かい春へ、そして熱気溢れる夏へと移り変わる。

✽冬枯れの草木も、やがて芽吹いて眩いばかりの新緑となる。

✽嵐はやがて過ぎ去り、キラキラと輝く快晴となる。

もし、今日という1日がワタシにとって。あなたにとって。辛く、悲しい、寂しい1日だったとしても。

ずっとそこから抜け出せないような、この世界に不変は存在しないのです。

冷たい逆風も、いつか温かい追い風に変わる。

逆も然りで、

もし、今日という1日がワタシにとって。あなたにとって。幸せに満ち溢れ、思うように物事が進み、順風満帆な1日だったとしても。

ずっとすべてが思いのままうまくいくような、この世界に不変は存在しないのです。

そんな風に考えると、今が辛くても、ずっとじゃないからと、心がふわりと和らぎます🥹

キラキラと輝く幸せな時も当たり前ではないからと、驕らず、感謝の気持ちが溢れます🙏

薬膳ビギナーのワタシが、この哲学思想の奥深さを説明するには足りないことが沢山あると思います。

誤った解釈も含まれているかもしれません。

けれど、薬膳を学んで知った陰陽五行説という思想は、ワタシの心がふわりと和らぐ世界観を教えてくれました。

今日という1日が、皆さまにとっても、心穏やかに過ごせますように😌

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